アトピー完治までの回顧日記

ステロイド一切不使用。

2020/6/25 出社再開なのにアトピー大爆発

勤め先から連絡があり「7月から出社再開」とのこと。

ステイホーム2か月以上、アトピーの症状も依然激しく、汁が大噴出したり、かゆくて眠れず睡眠不足だったため「とうとう強制退院(出社)か・・」と不安に駆られます。特に身体を動かして汁が噴出し、服が汚れたら職場で保護材の取り替えなんてできるのだろうか、と。その不安は出社前日にピークに。なんと出社前日なのにかゆみが増したことでひっかいてしまい、脚からとめどなく汁が噴出。まさに「水蒸気爆発」という様相でした。

(以下は2020/6/29の写真)

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しかし「いつか出社しないといけないし、まぁ、なんとかなるだろう」と予備の保護材を持参して約3か月ぶりに出社。

すると、久しぶりに会う職場の仲間から「わぁ!どうしたの、すごいやせたね」と口々に言われました。そう、この時点で休業前と比べて6キロくらい痩せていたため、みんなびっくりしたようです。「ステイホームでコロナ太りになるのが普通なのに、なんで、なんで?」と聞かれます。いいきっかけだから正直に告白しようと思い、「実はアトピーがひどくなって漢方煎じ薬を飲んだら、勝手にやせたのよ」と伝え、保護材でぐるぐる巻きになっている脚や汁がでてグチャグチャの耳も見せました。すると「大変だったんだね」と言ってくれ、その後、通院で休むときなどにスムーズに理解してもらえるようになり、最初に伝えられてよかったと思いました。

出社再開になって一番困ったのは、睡眠不足です。

ステイホーム時は夜中にかゆくて寝られないときは、ちょっと朝寝坊しても大丈夫でしたし、昼間に睡魔がきたら昼寝ができました。しかし、出社となるとそうはいきません。冷やすとカユミが落ち着くため、特にかゆくなる脚部分に保冷剤を置いておき、かゆくなったら脚をのっけて冷やす、という方法でだましだまし寝ていました。そしてバリバリとひっかくといつも心拍数が上がり動悸がして、脳に鳥肌が立つような感覚に襲われます。そんな状態なので何度も起きてしまいますが、処方してくれた抗ヒスタミン薬は私にはあまり効かないようなので途中でやめました。

また、足の甲や足首にも分厚い竹ナプキンを巻いているため足のサイズが大きくなり、以前履いていた靴が履けなくなりました。硬い革靴が患部にあたると痛みも出るため、伸縮するニット素材でできたスニーカーを履いて出勤しました。

出勤で歩く時間が長くなると、よく動かす足首付近のまだ不完全な状態のカサブタに亀裂が入って痛みが出たり、真夏の暑さのせいか患部が燃えるような感覚やピリピリと電気が走るような違和感、自分の意思に反してピクッと脚が動くなど、経験したことのない症状がでました。不快でしたが「身体が闘ってくれている証拠だ」と思い、「身体が闘っているのに精神が負けちゃいかん!これは自分に課された修行なのだ」と自分で自分を納得させました。