アトピー完治までの回顧日記

ステロイド一切不使用。

2020/6/18 漢方開始1か月で5.5キロ痩せる

漢方煎じ薬を飲み始めて約2~3週間。あいかわらず患部はどんどん拡大し、汁はとめどなく出続けます。

このころから顕著になったのは体重の減少でした。

もともと食欲旺盛でお酒も大好きだったため、漢方を始める前は身長162㎝で67キロくらいあり健康診断で軽度肥満と判定されていました。しかし、漢方を飲み始めてから、あまり食欲がわかなくなり、お酒も飲みたいと思わなくなってきました。漢方薬を煎じているときのニオイや料理を頻繁にするようになって料理中のニオイをかいでいると不思議と食欲がわかなくなります。中国の漢方専門医が言っていた「漢方薬の香にも薬効がある」と言っていたのはこのことなのか…。ニオイで脳が満足してくれて食欲が抑えられているのか、はたまた身体から余分なものを排出している最中に、余分なものを身体に入れようとしないのか…、不思議なことにスルスルと苦も無く体重が落ちていきます。

そんなわけで、漢方開始から最初の2週間で2キロ痩せましたが、先生に伝えると「余分な水分が排出されたからですね」と言われ、「2キロくらいなら誤差もあるしな」くらいにしか思っていなかったのですが、漢方をはじめて1か月くらいするとさらに3.5キロやせ、漢方前から比べると合計で5.5キロも体重が減少し、67キロあった体重が62キロくらいになっていました。そのことを3回目の通院(漢方開始から1か月後)で先生に伝えると「処方薬のなかに食欲をおさえる作用のある生薬は入っているけど、ちょっと急激な減り方ですね」と心配そうな面持ちになり「急激な体重減少で一番疑うのはガンなんですよ」と衝撃的なことを穏やかにおっしゃいます。(笑)

「でも先生、痩せてきたのは漢方を飲み始めてからですし、急激に痩せている割には立ちくらみとかの貧血症状もないですよ」と話すと「おそらく激しいアトピーの症状のせいで汁がたくさん出て体の余分な水分が抜けているからだとは思いますが、消化器内科で検査したほうがいい」とまでおっしゃいます。自分では絶対にガンではないと思ったので「私、身長162㎝で標準体重は57キロです。だから標準体重から比べるとまだ5キロも太っています。もし標準体重よりも痩せ続けたときには消化器内科にいきます」と言うと、「ではちょっと様子をみましょうか」と言ってくれました。漢方の処方もそれまで生薬5種類1日合計21.5gの処方でしたが、ベースの生薬は変わらず、8種類1日合計29.5gに変更されました。

そして、前回紹介してもらった皮膚科に行き、漢方クリニックの紹介でステロイドなしで治療希望と伝えたが、聞いてくれず、一番強いステロイドを塗られ、その処方箋だけくれたので、処方箋は捨て、トビヒして拡大するので市販の抗菌剤と漢方の軟膏「中黄膏」を使っていると話すと「それは申し訳なかったですね。中黄膏は保険薬でないから処方できないけど、抗菌剤は処方しますよ」とのこと。さらに「かゆくて睡眠不足」と伝えると「かゆみ止めの抗ヒスタミン剤も出しましょう。但し、副作用で昼間に眠くなるかも…」と丁寧に説明してくだいました。皮膚科でもないのに外用薬や頓服薬も処方できるなんて本当にスゴイなぁ、と、さらに先生への信頼度は増しました。