アトピー完治までの回顧日記

ステロイド一切不使用。

2020/10/19〜12月 牛歩ペースだが快方へ

大爆発から10日ほどすると、カサブタの残骸で皮膚はササクレ立ち、くすんだピンクや赤黒く変色していましたが、1週間前まで流血していたとは思えないほどおとなしくなりました。まるで大型台風が去った直後のようでした。

漢方煎じ薬を飲み始めてここまでで約5ヶ月。汁が大噴出、赤く腫れる、全身に広がる、突然流血する、体重10kg減量…などなど、次々と激しい症状が出現しましたが、体重が下げ止まり、大爆発が落ち着いてからは激しい症状が起きません。しかし、以前先生に言われたとおり、ここから完治までは長い時間がかかります。

大爆発直後の肌はキメが荒く、カサブタの残骸でササクレだっていましたが、徐々にキメ細かくなり、白く乾燥していきました。それを越えるとツヤが出てきて元の肌に戻っていきます。しかしそのスピードは牛歩ペース。相変わらずかゆいので、ひっかくとフケのような皮膚片がハラハラと落ち、家にまたクモが増えました(笑)

また、以前のように全体的な炎症はないのですが、所々、赤く炎症が続いている小さな噴火点が残っていました。噴火点は小さな赤い点がたくさん集まって10円玉くらいの大きさになっていたり、ハンコを押したような形をしていたり、色々な形状をしていました。その部分だけは他よりも治りが遅く「よくなったかな〜」と思うとまた下から赤い炎症が出てきます。これは何度も何度も繰り返しますが、少しずつ噴火点が消え、大きな噴火点でも徐々に小さくなっていきます。また、赤くなくても触るとザラザラしている部分も、ある時いきなりかゆみが増してひっかくと炎症が現れます。あれだけ汁も出て、大爆発したのにまだ毒が残っているのだなぁと、ウンザリしますが、それまでの激しい症状は全く起こらなくなったので、気分的にはだいぶ楽になりました。なにより生きている中で一番楽しい冬のスキーができるまでに回復していたことが本当に嬉しかったです。

下の写真は、10/19 大爆発から10日目。大きなカサブタが取り切れておらず、肌のキメは荒いが、汁も出ず、肌の色も真っ赤ではない

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10/26 大きなカサブタはなくなり、肌のキメも細かくなってくる。肌の色もかなりおちつくが、所々、小さな赤い炎症が残っている。10/27に11回目の通院。漢方処方7種類64.5gに変更。

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11/11 ハンコを押したような池状の弱い噴火点が現れるが、ツヤツヤした健康的な肌も見られる。11/12に12回目の通院。漢方処方8種類70.5gに変更。さらに乾燥でかゆいときにと、有名な保湿剤「ヒルドイド」も処方してくれましたが、アンチステロイド派の皮膚科ドクターが書いた本に「保湿するな」とあったため、ほとんど使わず。。


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11/25 池のような炎症部がだんだん消えてくる。11/26に13回目の通院。漢方処方9種類76.5gに変更。
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12/9 炎症部分はほぼ消失し、白く細かい網目状の乾燥肌に変化。12/10に14回目の通院。漢方処方11種類83.5gに変更。
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12/23 炎症部分はしぶとく残るものの肌にツヤが出てくる。


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上の写真の翌日、12/24に15回目の通院。

依然として夜中のカユミはありましたが、一部の肌にはツヤも出現し、自分では「もう治ったも同然」と楽観的に思っていましたが、先生に写真をみせると「まだ赤く炎症しているところがありますね」と少し困り顔。いつものように舌診、脈診、腹診をしてもらうと「まだ熱がこもっていますね」とおっしゃっいます。気候も寒くなってきたし、肌の噴火点もだいぶ少なくなったし、このままゆっくりだけど治っていくだろうと思っていたのに、まだ身体の中のマグマは煮えたぎっているようです。

すると先生が「胃腸障害もないようですし、熱を冷ます生薬を最大量まで増やしましょう」とのことで、それまで熱冷ましの生薬は1種類45gでしたが、一気に60gまで増量。他の生薬とあわせ全部で11種類94.5gになりました。

「今年はコロナも自分のアトピーも出現して、まさに、修行の年だったなぁ」と2020年を振り返りました。アトピーは着実に快方に向かっていたので、「来年にはアトピーは完治するだろうし、引き続き頑張ろう」と改めて心に誓い、2020年を終えたのでした。