アトピー完治までの回顧日記

ステロイド一切不使用。

2020年9月 乾燥期でクモが増える(笑)

2020/9/14、8回目の通院。

健康な肌色に戻ってきて、汁もほとんど出なくなったことを伝え、いつものように患部の写真を先生にお見せすると「乾燥してきましたか!」と先生も嬉しそうです。すると「今までは激しい症状を落ち着かせる処方にしていましたが、それに加えて、皮膚に栄養をつけ、より治す方向に持っていく生薬を加えましょう」ということで、今までは6種類60.5gの生薬構成でしたが、4種類追加されて10種類72.5gになりました。ただ「地黄(じおう)という生薬を加えますが、これは皮膚に栄養をつけて、治す力がある一面、血流がよくなることでかゆみが増すこともあるのでまた2週間後に見せてください」とのこと。両刃の剣のような生薬なのだなぁ、と思いつつ、症状改善から根本治療の段階に入り、「ひとつ峠を越えたな」とうれしくなりました。

新しい処方の漢方煎じ薬を飲みだすとすぐに違いを実感。コロナ予防でアルコール散布や手洗いで手がカサカサしていたのに、温泉に入った後のようななめらかでしっとりした肌質に変わったのです。これにはびっくりしました。乾燥してフケのような皮膚片が家中に落ち、それを食事するクモが増えたり(笑)、掃除機を頻繁にかけないといけなくなる、等もありますが、当初の汁が吹き出していてもたってもいられない状態よりは随分楽になりました。ただ、先生が危惧していたとおり、かゆみは増し、寝不足は増してしまいました。

そんな状態で2020/9/29に9回目の通院。

先生に「温泉に入ったように肌はしっとりするが、かゆみは増した」と伝えると「やはりそうですか。地黄はまだ早かったかな」とおっしゃって、今度の処方は地黄を抜いて7種類68.5gとなり、前回から3種類減り、新たな生薬が1種類追加になりました。漢方の処方は先生がはじめに「飲んでみないとわからない」とおっしゃっていたとおり、そのときの症状によって生薬との相性を見極めるのが難しいし、それを慎重に選ぶことが大事なのだなぁ、と思いました。「また2週間後に見せてください」とのことで次回を予約。

地黄を抜いた漢方を飲むと、またすぐに肌質の変化を実感。しっとりしていた肌が、またカサカサの状態に戻ってしまいました。かゆみは気持ち軽くなりましたが、相変わらず寝ているときにバリバリとひっかいて、フケのような皮膚片が布団に散らばり、小さなキズや細かい炎症がしぶとく残っています。しかし、見た目はだいぶ良くなり、昼間はあまりかゆくないため、この頃からふくらはぎに巻いていた竹ガーゼを外して外出できるようになりました。

2020/9/20の状態
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