アトピー完治までの回顧日記

ステロイド一切不使用。

2020/6/10 全身にアトピー拡大。

漢方開始から約2~3週間。

このころから全身にアトピー症状が広がり、特に耳はひどくなりました。子供の頃も耳はひどかったので、やっぱり根本的に治ってなかったんだなぁ、と思いつつ、耳から滴る汁がこぼれないよう、滅菌パッドを耳型に切り取り、貼り付けます。これがなかなか難しくて、よくダンナにやってもらっていました。

(耳に滅菌パッドを貼り付けてます。耳たぶの黄色いシミが汁)


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ほかにも背中や腰、腕、下腹部、右胸、太ももなど、膝下ほどひどい症状にはなりませんが、ブツブツと赤い斑点がでたり、小さな硬いシコリのようなものがでてきたり、いろいろな形状のものが体からジワジワとでてきました。いずれもかゆいし、汁も出てつらかったのですが、酒好きで暴飲暴食もたびたびしていたため「今までのひどい生活習慣でため込んだ老廃物が出てきているんだし、自業自得、因果応報。この症状は身体が『もう年だし、生活改めろよ』と言ってくれている有り難い罰だな・・」と思うようになりました。料理をきちんとして、野菜をたくさんとって、調味料もよいものを使うようにしました。

 

(背中に広がったアトピー


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さらに、ステロイド不使用でアトピーを治療している皮膚科医が書いた本も読みました。

すると子供の頃に皮膚科に言われ続けていた「皮膚は清潔にし、保湿をする」というルールとは全く逆のことが書かれており、びっくりしました。「湯船につからなくていい、石鹸も保湿剤も使うな」とのこと。読み進めると「垢にも役割がある。バリア機能が弱いアトピー患者が身体を洗いすぎることは自分を守ってくれる鎧を脱ぎ捨てるようなものだ」ということがわかり、それからは髪、顔、脇、股間、足裏以外に石鹸を使うのをやめ、湯船につかるのもやめました。また、それまで塗っていた漢方の軟膏(紫雲膏と中黄膏)も保湿剤の一種になるのでやめ、なにも塗らずに竹ナプキンだけで保護しました。

すると、汁がある程度出たあとにカサブタができるようになりました。そのカサブタが自然にはがれるまで待っていると「前よりはきれいな肌亅が現れます。そしてまたかゆくなってひっかくと汁がでる→カサブタ出現→はがれる→一段きれいな肌出現→かゆい→ひっかく→汁がでる→カサブタ出現→一段きれいな肌出現・・の繰り返し。いつかこの「一段きれいな肌出現」のときに元の肌色の皮膚が現れ、そのあとに「かゆい」が来なくなったら完治するだろうと希望を持てました。その過程を経験して完治させたダンナに聞くと、「その循環は最低でも10回以上は続くから、焦らないでね」 と言われ、「10回以上もか。。」と落胆しましたが、こうなったのも自分のひどい生活習慣のせいだと思い直し、ひどい患部を見て「これが今の私だ!修行と思えばいい」と開き直ると、気持ちも楽になりました。

また、汁にはタンパク質が含まれているため、多くでているときは高たんぱくの食事がよいとのこと。食欲はあまりなかったですが、豆乳や豆腐などを積極的にとるようにしました。

 仕事は変わらず休業が続いていたので、仕事に行くダンナを駅まで車で送迎し、食料品を買い物に行く以外はステイホームしながら料理をしたり掃除をしたりして朝晩、漢方煎じ薬を飲む生活を続けていました。