アトピー完治までの回顧日記

ステロイド一切不使用。

番外編:視覚障害者に襟を正される

私はスキーが好きで、冬は毎週末スキー場に出かけます。10年くらい前にブラインドスキーという視覚障害者のスキーを知り、ボランティアでサポートをはじめました。シーズンに1〜2回くらい開催されていたブラインドスキーツアーですが、コロナ禍になり中止。今シーズンは3年ぶりに再開となり、2023/2/11-2/12に開催されたブラインドスキーツアーにサポートとして参加しました。

参加者はサポートメンバーをいれて総勢40名ほど。視覚障害者ひとりにつき2名のサポートがつき、滑走時には視覚障害者の前後にサポーターが伴走します。視覚障害者の前にはメトロノームと呼ばれる「ピッピッ」と音が出るスピーカーを装着したサポーターが行く方向を示し、後方ではマイクとスピーカーを使って「右ターン、そのまま、はいターン」等と声をかけてターンのタイミングを声で指示します。

3年ぶりに滑るという方も多かったですが、皆さんとても上手に滑り、見えないのにスキーにチャレンジする姿に感動させられます。

ブラインドの方はサポーターのことを気にかけてくださり「私のサポートばかりしていると自由に滑れないから楽しくないですよね?ある程度滑れたら先に宿に戻ってもいいので自由に滑ってきてください」としきりに言ってきてくれますが、私は「見えないのにスキーをするチャレンジ精神に感動させてもらってますから、一緒に滑れるだけで充分楽しいですよ」と返答します。

サポート初心者だった10年くらい前に事前研修を受け、はじめに「目を閉じて滑ってみてください」と言われ、やってみましたが、恐怖で3mも進めませんでした。全盲の方はこういう感覚なんだな~っと実感し、そんな状態でスキーにチャレンジしようとするブラインドの皆さんの前向きな姿勢に心底感服します。そして、自分は見えるし自由に動けるのに、やるべきことすらやっていないことがたくさんあるよなぁ、と反省させられます。そういう自分の怠惰な精神が乱れた生活習慣につながり、約3年前のアトピー再発を招いたのだよな~っと。

さらにスキーをされるブラインドの方のほとんどは他のスポーツもやっていて、マラソン、水泳、テニスなどなど、本当に積極的です。自分もアトピーの早期完治のためにもランニングをしていますが、自分に甘えてなかなか習慣的に継続できません。自分は走るのになんの不自由もないのにダメだな〜っと。。本当にブラインドの皆さんと会うと、いつも襟を正される思いです。

ブラインドの皆さんを見習って、アトピー完治させるためにもっとがんばるぞー!

 

【ちょっと宣伝】

私がサポートした、もと長野パラリンピックの強化選手だった弱視の棟方 庸子(むなかた ようこ)さんが地元青森でラジオのパーソナリティをされています。2/11-12のブラインドスキーツアーの様子を3/5に青森ラジオにて放送される予定です。

ブラインドスキーに興味のある方は、ぜひお聴きください。

RAB青森放送ラジオ「RAB耳の新聞」

2023/3/5(日)朝6:40〜7:00



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↑ブラインドスキーツアーが開催された新潟県妙高市の池の平温泉スキー場山頂から