アトピー完治までの回顧日記

ステロイド一切不使用。

2021/8/26~9/28 消えそうで消えない残り3ヶ所

7月下旬から残る患部は4ヶ所。そのうち左足甲の1ヶ所は9月初頭に治り、左足は漢方治療開始約1年3ヶ月で完治しました。一方、右足の3ヶ所はほぼ完治したと思ったほど8月に急速回復したものの、9月に入っても消えそうで消えない残り火のような状態が続いていました。

経験上、ひっかいてキズができ、キズが治った跡がなめらかになっていないと完治しないとわかっていたので「劇的カユミよ、早く来い〜」と寝る前に念じていました(笑)。そのおかげか劇的カユミはたびたび到来し、バリバリとひっかくものの、なかなかよいキズができません。そのため、「劇的カユミ→ひっかく→ハイドロコロイドで傷を治す→乾燥、カサブタ化→劇的カユミ→ひっかく…」を繰り返す日々が続きます。

ただ、ひっかいてキズが治るたびに少しずつですがアトピーの範囲が縮小していきます。さらに、ひっかいても汁が出ず、皮膚が強くなっているところも出てきました。

そんななか、前回の通院から約1ヶ月が経過し、明日が通院日という9/27の夜でした。

残る患部のなかで一番サイズの大きい右足首内側に劇的カユミを発症。バリバリひっかくと朝には黄色っぽい汁が出ていました。「いつもはもう少し透明なのになぁ」と思いつつ、ハイドロコロイドを貼付。午後に漢方クリニックに伺いました。

 

9/27の夜にひっかいた翌朝9/28の起床後すぐの状態。黄色い汁が出ている。また、ひっかいても汁が出ず、白くなっているだけの部分も。
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ハイドロコロイド貼付。プニプニのスライスチーズ状態。
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「左足は完治し、残るは右足の3ヶ所です」と、ハイドロコロイドでスライスチーズのようになった患部をお見せすると「左足は治りましたか。かなりよくなりましたね」と一緒に喜んでくれ、胸がジーンとします。

しかし、いつものように血圧測定、舌診、脈診、腹診をしてもらうと、「ちょっとまだ熱がこもっていますね。同じ処方を続けましょう」とのこと。

そして、前回の通院時にこのブログを作ったことを伝えていたため「読んでくれたかな」と思っていると、先生のほうから「ブログ読ませていただきました」とおっしゃっていただきました。そして「私はひとつ勘違いをしていました」とおっしゃるので「ん?」と首をかしげると、「旦那さんが漢方でアトピーを完治されていたのですね。漢方をはじめると症状はひどくなるとわかっていたからステロイドも使わず漢方だけ続けていたのですね。症状がひどくなると漢方を辞める方が多いのですよ」とおっしゃるので「症状が強くでるのは体が頑張って毒を出そうとしてくれている証拠で、毒が排出されないと治らないとわかっていました。早く治したいというよりも、根治させたかったのです。先生を信じて漢方を飲み続け、生活も改めれば絶対に完治すると今でも確信しています」とお伝えすると、微笑みながら「ありがとうございます」とおっしゃる先生。「こちらこそ感謝しています。アトピーだけでなく、肥満や冷え性、47年来の鼻炎まで治り、体質改善を実感しています。アトピーもあと少しで完治できそうなので、引き続きよろしくお願いします」とお伝えしました。他にも私の体質や処方のお話をしてくださり、とても勉強になりました。

帰り際、先生はいつものように先回りしてドアを開けようと席を立ちましたが、突然「あ、もうひとつ。私は60代前半ですよ」とのこと。私がブログに「50〜60代の先生」と書いていたのを覚えていらっしゃったようでした。尊敬する先生にブログを丁寧に読んでもらえた上に、たくさんお話もできて、本当に嬉しかったです。

この時点で通院してから1年4ヶ月が経っていますが、漢方が続けられたのは、この先生だったからかもなぁ、と改めて思いました。漢方は長期間飲むものですから、先生への信頼度は本当に重要です。初診のときに先生自ら席を立ち、ドアを開けてくれたときに「この先生は信用できる!」と一瞬で確信しましたが、その直感は正しかったようです。よい先生に出会えて本当によかったなぁ、としみじみと思いながら帰路につきました。